▽最新記事: 06月22日 保坂のぶと候補を勝手に応援演説2010

▼Information

■2009年冬コミ参加予定。2009年秋コミティア参加予定。同人ソフト関連(Aug 2009)

■同人ゲームをだらだら作ってます。段々ですが出来てきています。
開発ページへ
(Apr 2009)

□漫画製作の予定はありません。

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2010年06月22日

[ その他応援中 ]

保坂のぶと候補を勝手に応援演説2010

この記事は、漫画、ゲーム等の製作をしている筆者の視点から
表現の自由(思想の自由、知る権利)を守るべく心を砕かれている

7月11日投票、参議院選挙立候補予定・比例区(全国区)・社会民主党
保坂のぶと(保坂展人)氏

を心から応援するものです。
保坂展人 公式サイト
堅苦しい話は極力減らし、氏の人物像にも迫ってみたので
よろしければ最後までおつき合い下さい。


児ポ法改正案や都条例案の何が問題か

有益なサイトが他にたくさんあるので省略します!

国会の現状

昨年の衆院選の結果保坂氏が浪人し、
さらに保坂氏と無敵のツートップを誇った(後述)
民主党枝野幸男衆議院議員が党幹事長になったことで、
国会方面には『前線指揮官』が居なくなってしまいました。

いや、理解のある先生がたが多いのは承知しております。
ですが、ほら
スタローンとかシュワちゃんとかセガールとか、
ヒーロー的な人が居ないと、ちょっと心許ないのです。

というのも、規制強化を持論とし
精力的に活動をされている後藤啓二弁護士が
みんなの党・比例区より出馬されるのです。
もし当選された場合、
かなりフリーハンドな立場で国会を縦横に動かれることでしょう。

「来いよベネット後藤さん、
バッヂなんか捨ててかかってこい!!」
(C)コマンドー

と言える人材が必要なのです。

そうでなくてもこの問題は、
理論よりも情緒的な意見に世論や議会が流されやすいので
こういった胆力のある方が、現場に必要なのです。

そこで保坂のぶと候補ですよ

たしかな実績

結構長いのでお暇な時に見て下さい。
この時は、枝野幸男議員と共に
「宮沢りえ『サンタフェ』(1991)は児童ポルノにあたるのか?」
といった追及をしました。そして、そう認定された場合

「処分しなかった所持者や、著者の篠山氏は罪に問われる可能性がある」

という答弁を引き出しました。(詳細は上の動画かこちらを参考)
この結果、「この法案は何かヘンだぞ!?」という認識が
世間や、出版業界などに広まっていったと記憶しています。

また児童虐待防止法や
チャイルドライン支援センター設立に深く関わった経緯から、
被害者不在で規制だけを強化するという動きには
特に懸念を持っておられる様です。
さらにこのことから
「自由を欲するあまり子どもの人権を蔑ろにしている」という批判は
氏には当たらない
ということが分かります。


何があっても転向しない(はず…)

保坂展人 - Wikipedia
をご参照下さい。
リアル中学生の頃から『思想の自由』を訴えてきた保坂氏ですので
支持する側としては非常な安心感があります。

失礼ながら他の先生方は、お立場や状況によっては
規制反対の旗を降ろすこともあるかと思います。
なにぶんデリケートな問題なので、ある程度は仕方ないとは思いますが
我々としては、胃が痛くなる日がより少ない方がいいですよね。


俺の保坂は議員と質問王でジャーナリスト

『国会の質問王』の異名や、先の動画にも垣間見えたツッコミ力、
これはジャーナリストとしての氏の能力が高いことの証左だと思います。
表現規制問題に限らずとも、『国会のチェック機構』として
氏を送り出す
ことには、党派を超えた意義があるのではないでしょうか。


氏の人物像にも迫ってみよう

一回握手して2,3言話しただけの私が何言ってんだって話ですが。

氏の人物像が窺える動画があるのでご覧下さい。
ぶっちゃけますと、氏の公式動画などよりもこちらのほうが良いです。

内容のあらまし
00:00~ 『日本の性犯罪』を客観的に見ると
02:00~ 「コミケはバブル崩壊後の日本が生んだ最大の文化的フェスティバル」故米沢代表の話
03:20~ 2ちゃんねるについて「言葉は刃になる」
04:40~ 「エロゲ、ギャルゲはやったことないです」思想の自由の『原則』
09:00~ 体感治安の悪化は本当か
13:00~ 規制より「若い世代を信じられるかどうかが重要」
15:30~ 「若い者に甘いと言われる」

慣れないニコニコ生中継のせいか、氏の思想が端的に浮かび上がってきています。
それにしても保坂さん、若者にやさしいです。
規制推進を唱える方々に通底するのは
「若い奴はなっとらん!」「若い親もなっとらん!」という思想であり
その偏見を基に、公が若い人たちの人権や、我が子を教育する権利を制限しても構わない
といった態度を取られる事には怒りを覚えます。
というわけで、『物わかりの良いオッサン』は貴重だと思います。

なお私事で恐縮ですが、高校時代の恩師を思い出します。
その人は
「おめーらが真剣にやったんなら、おかしな事にはならんだろう。だから口出ししない」
といった塩梅でした。

いくら物わかりが良くても何だかぎこちない(そりゃそうだ)
コミティア(オリジナル限定即売会)にも来られました。
マンガ論争勃発-継続中(β) : 保坂展人さん、コミティアに売り子で参加 ほか
『保坂のぶと本人』というポップがシュール。

やっぱり懐が広いんじゃないでしょうか

強固な地盤も後援組織も無いなか国会へ乗り込むには
一般大衆(世間で言う普通の人々)からの信任(票)が必要です。
なのに氏は、上の動画のように
世間的に見れば怪しげな人たちの所へ出向いていき
そいつらが「保坂さんが来たよ~ひゃっほー」とか
バンバン情報を拡散していくわけです、私とか。

それで平気な顔というのは、なかなか懐の広いかたですよ。
「票目当て」という批判があるかもしれませんが、
仮に私だったら、リスキー過ぎて出来ません。

人を思想で区別しない態度と共に、
マイノリティへの理解が垣間見えます。


比例選について

参議院選挙の比例区は、全国区です。
また、何となく「党名を書けばいいのだな」と
思ってるかたが多そうですが、候補者名も書けます。
そして『党名票+その党の候補者の名前票』で政党別議席配分が決まり
各政党ごとに名前の多かった候補者から順に当選します(大意)。
というわけで候補者名を書いて下さい。よろしくお願いします。

2010年参議院選挙 社民党・予定候補者紹介

上記で6/22現在、社民党の比例選候補者は6人です。
トップ当選は福島瑞穂党首だと思いますが、このあと

「俺らが頑張れば保坂氏何とかなるんじゃね?」ととるか
「社民2議席以上は無理だろ…」ととるか

は皆様の判断にお任せいたします。

参考:
『表現規制反対』というワンテーマに絞った投票参考資料: 弁護士山口貴士大いに語る


さいごに

ご本人と関係者には恐縮ですが
私は保坂氏のとなえる全ての政策に賛成ではありません。
しかし、自分にとってはこの争点が一番大事だということと
状況が切迫している、そして氏の人格に好感を持っているという点において
支持させて頂いております。

参考:
これを聞きたかった!保坂のぶとさんに20の質問 [政策問答] - 保坂展人のどこどこ日記

長々とありがとうございました。

※事実誤認がある場合は訂正いたします。
※リンクフリーです。
※ツイッターID: @kanaejun

2010年05月16日

[ 信者アニメ評論 ]

「宇宙ショーへようこそ」試写会の感想(ネタバレなし)

6/26公開のアニメ映画を、
プレミアム試写会にて一足先に鑑賞させて頂きました。
昔から注目している舛成孝二、倉田英之両氏による初の劇場作品です。



『宇宙ショーへようこそ』公式サイト


公式サイト、予告編映像以外の情報は入れてはいませんが
マニア以外には関係ない、技巧面でのネタバレは多少あります。

100512_1746~01.JPG

続きを読む "「宇宙ショーへようこそ」試写会の感想(ネタバレなし)" »

2010年04月03日

[ アクアリウムDIY ]

水草水槽崩壊写真集

カテゴリ違いですが、ネットで皆さんの綺麗な水景を拝見していたら
アップしたくなってしまいました。

また、
コケや枯れ葉ひとつないような
「換水!トリミング!換水!トリミング!」というガチンコアクアだけではなくて
世の中にはこういうユルユルなアクアもあるんだぜーという
ささやかなアピールと、ネイチャーなスタイルから
砂利系底床のダッチっぽいスタイルへと変化していく軌跡の
個人的備忘録です。


3つ水景を出しますが、以下の基本構成は共通しています。

水槽:60x45x45cm ニッソー7M
濾過:エーハイム500
照明:20W蛍光管3,4灯(色々改造)8時間
肥料:ADAパワーサンドを2リットル、テトライニシャルスティック、液肥
CO2添加

1.トリミングをサボった場合

tank_mizu061214.jpg
2006.12 セット後8ヶ月程度
ソイル(土)はアマゾニアを使用

クリックで大きな画像がでるよ(笑)
前景にはピグミーチェーンサジタリア、
後景にはバリスネリア・ナナがもっさり生えています。
トリミングをしないでいたら、いつの間にかこんなに。
ナナが水面を覆ってしまったために
光量不足でグロッソがビヨーンと伸びています(ちょうど真ん中に見えます)。

さてその5ヶ月前。
tank_mizu060720.jpg
おお我ながらイイ感じ。
サジタリアは前景左右に数株生えているだけです。

どうやら、ソイルのpH調整効果が切れるに従って
中、アルカリ性を好む水草が勢力を伸ばしたみたいです。
草の状態は良いので肥料分は切れていないようです。

見方によっては、
最初の画像は草むらに首を突っ込んだみたいできれいなので
当初のレイアウトが崩壊したというだけですね。


2.ソイルの栄養切れ?を放置した場合

リセットにあたり購入したアマゾニアがいわゆるキバゾニアで
かわりに水草一番サンドを使用しました。

その1年後の姿。
tank_mizu080415.jpg
2008.4
どうしてこうなったかは良く覚えていませんが
色々アレだったようで水槽どころではなかったようです。
あるいは、腐海に飲み込まれたことで達観してしまったのかも。

なお水換えはしていたので魚は元気でしたし水はピカピカでした。
ただミナミヌマエビは減ってしまいました。

おそらく底床の養分が減ったことにより
水草の調子が悪化したのを、放置した結果かと思われます。

その半年前の最盛期。
tank_mizu070906.jpg
うーんレイアウト。


3.俺はソイルをやめるぞーA○AAA

セット初期コケだらけ換水修行→中盤美しい→衰退コケだらけ

これが自分のスキルでは1年サイクルで起こることが判明。
「これは楽しくない。ホビーじゃないな(俺的に)」と思いました。
そこでソイルをやめて砂利系のADAアクアグラベルを使用。

そして運命の1年後…そこにはイイ感じに生い茂る水草の姿が!
tank_mizu090331.jpg
2009.1
これっすよこのペース。ソイルと比べて成長が超超遅いですけど
他のことをやっているうちに時はどんどん過ぎていくのです。
問題なし。

そのまた1年後。現在です
tank_mizu100314.jpg
2010.3
レイアウトが崩れたものの、
変わらない適当管理でも何とかなっています。エビも元気です。


4.今後

水槽を45キューブに改めクリプト、エキノ水槽をやる予定です。
規模縮小により、トリミングや追肥など
モチベーションが低下しても全体に世話が回るようにしたいです。
ダッチアクアリウム的にラインヒーターも使用するつもり。


まとめ

趣味への没頭の仕方には色々あると思いますが
私の場合は寝ても覚めてもアクアな
アクア仙人にはなれませんでした。

でも自分のペースを掴めたことにより、
移り気な自分の割には、長続きしそうです。

2010年03月26日

[ 信者アニメ評論 ]

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト。思わせぶりの罪

ものすごく気が進まないのですが、
神戸守監督の信者として過去に色々書き散らかしてきた自分が
完全スルーするのはちょっとマズイと思いました。

なお、前の記事を読めば分かるとおり
私が、一般のアニメファンとはかなりずれた
嗜好、感性であるという事は一応自覚しております。


この作品中では

クレハがコンプレックスを吐露したり
フィリシアが鬱になったり
リオが鬱になったり
ノエルがヒィィィとか言ってましたが

その度に私はイライラしていました。

なぜならば、ことごとく私の知り得ない事から
キャラクターが打撃を受けているからです。
過去に何か色々あったらしい、というのは分かりますが
詳しい事情抜きでキャラの心理に寄り添えと言われても、無理です。

ヒロイン達に対して「その傷みを分かち合いたい!」と思っても
事情が分からないゆえ出来ない、というのは
萌え系アニメとしてはかなりストレスになると思います。
まるで彼女らから自分が拒絶されているような感じです。

また、現状が過去と比べてゆるすぎて
悩みが過去と現在においてリンクしている感じが薄く
PTSDのフラッシュバックのような唐突感が
常につきまとっていました。

そんなこんなしているうちに
大抵あとからチラッと原因になった出来事等が描かれますが
理屈では分かっても、
感情的には何のプラスにもなりませんでした。
リオの決断に至っては
取りうるべき選択肢が前もって示されていないので
決断の意味が理解できませんでした。あとから分かりますが…。

さて、
「あとから根本部分をネタバラシ」というのは
「投げっぱなしや作り手の力量不足」よりもタチが悪いと、私は考えます。

仮に制作側が、観客に与える情報量を絞ることにより
観客よりも優位に立ち、
それでもって物語をコントロールしている、
またはサプライズの連続だぞどうだすごいだろう
という気になっているならば、猛省すべきです。
本作からはなんだかそんな様な意図を感じます。

そんなことをしたら、それはもう物語ではないです。
それが言い過ぎだとしても、少なくとも
何をされても最後まで視聴するドM、もとい
コアなファンの為の物語にしか成り得ないでしょう。

謎を描きたいのならば、
観客に、キャラが知り得ている情報を提示しつつ
「テレビの前のみんなも一緒に考えましょう!」とやるべきです。
ミステリィ小説の鉄則でこんなのがあったような。

また冒頭に述べた理由で、本当に萌えさせたければ
キャラと喜怒哀楽を共に出来るような「情報のフィールド」を
用意すべきだと思います。

というわけで、
脚本家は「出し惜しみ(思わせぶり)」を使わないよう
自らを戒めるべきだったし
プロデューサーや監督は止めるべきであった、と思います。

細部には結構楽しめるところがあったものの
全体的には残念な出来に思えました。
監督名が伏せられていたとしたら3話ぐらいで切ったと思います。

うーん残念です…神戸守ってこの程度だったっけ?orz
演出に華が無いとかそういう欠点はあるにしても
根本部分で分かってない事は無い人だと思ってたのだが…。
今回は特に、放送前にA-1ピクチャーズのイベントにて
ファン歴約10年目にして
監督ご本人に接近遭遇を果たしたあとだったので超がっかりです。
できるなら褒めまくりたい。応援しまくりたい。

他にも
神戸守FCの総本山?である至好回路さまにて
ゲストとして色々発言させて頂いております。
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト対策室 :至好回路
3話あたりまでの私の感想が読めます。

2010年01月31日

[ 信者アニメ評論 ]

『シムーン』は百合かと思ったら正調ジュブナイルの傑作だった

個人的に「ゼロ年代で心に残ったアニメ」で『コメットさん』と並ぶ
双璧になることが決定したようです。
オタから脱落する前に、こういうのをあと1本ぐらい観てみたいものです。

あと2006年当時リアルタイムで観なくてほんとすみません。
「あざとすぎる百合だ」と回避してました。ほんとすみません。

それでは、全26話の感想をできるだけ冷静に書きます。
今更ですけどネタバレはありません。


1.テーマ前面出し

じつは、テーマ優先主義は好きではありません。
なぜなら失敗が多いからです。特にアマチュアの作者に顕著ですが、
テーマを語ろうとしてキャラに不自然な言動をさせたり、
無理矢理な話の展開をしがちだからです。

結果、血の通ったキャラクター、作品が出来ません。
証券会社のCMとかで、小さな孫が祖父に「これからは金利変動型投資信託の時代だね!!」とか
言っちゃいます。糞が!!!!と思います。

お話を作り込んでいった結果、隠しきれなかった思想がでてきちゃいました。
というのが一番良いのではないかと思います。

またアマチュア作品の場合、
語りたい!という原動力として、テーマ性は良い動機たりえますが
商業作品だと、テーマなんぞは一銭もゼニを生み出しません。
上記の害を承知でそれでもやるとしたら、ぶっちゃけオナヌィーでしょう。

シムーンは1,2話でアホみたいに明確なテーマ性を打ち出してきました。
非常に驚きました。
そして物語の定石をブン投げてでも、最終話までそれを貫き通したのは見事です。


2.巧みな設定

作品世界に置かれたガジェットが作品に緊張感を与えています。
シムーンの世界では、人は全て女性として生まれ、17歳になると「泉」へ行き
自らの意志で性別を選択、固定化します。

第1に、性の固定化は、少女(的な中性の人間)にとって
ある種のジェンダー・クライシス(性のありようの危機)なわけです。

第2に、純潔性が無くなるのか、性の固定化をすると
神の乗機ことシムーンを操縦できなくなります。
これはシムーンの操縦を生き甲斐とする少女達にとってアイデンティティの喪失を意味します。

第3に、隣国との戦争により主人公達は、
本来は祭祀用である飛行機械シムーンを兵器として使うことを強要されます。
それが嫌な場合、シムーンを降りて「泉」へ行くという選択が課されています。

何処にも退けない三重縛り。なんというサド設定。うまいと思います。
血なまぐさい描写は極力避けられているようですが、
戦場に置かれた少女達の重苦しい空気が良く出ていると思います。


3.ドブ板すぎるキャラ描写

キャラクターの抱く葛藤を執拗に描くことによって
視聴者が、キャラクターに寄り添っているような感覚を得ることができます。
彼女らのしてしまう恥ずかしい失敗も、誤った選択もあまさず拾っています。

外部から降ってわいてくる、幸運もほとんど無いです。
「だって、天才だから」的な主人公補正もほとんど無いです。
主人公達の決断によって、全ての物事が展開するのは
作劇的にけっこう面倒かつ意欲的かと思います。

まぁ副作用として、
メンバー間の争いが絶えない辛気くさーい雰囲気になっていますが
(主人公チームがこんなに仲の悪いアニメ見たこと無い)
「肥大する自我に苦しむ少女達」が余すことなく描写されていると思います。


4.何故かどんどん良くなる作画

予算かスケジュールの関係か、
スタッフがヒートアップしてきたのか(多分こっち)
あとになればなるほど作画が豪華に。
OP映像よりも良いカットがバンバン出てきます。
ハマっている視聴者にとっては大変お得です。


まとめ

思春期に、バクハツしそうな自意識を抱えた少女が
時としてそういう関係性を形づくるという意味で、
本作での百合要素は副次的な産物となっています。

本質は、彼女らが永遠の少女としてのモラトリアムを終えて
大人の世界に旅立っていくという(12人それぞれを描く!)
正調ジュブナイルとも言うべき物語です。

1話,2話において
作品の方向性が余すところ無く描かれますので、
視聴の継続はそこで決めると良いでしょう。
これは良いと思ったら、その期待は裏切られずむしろ加速して
エンディングを迎えられると思います。
なお前半にはちょっとダレる箇所があります。

逆に、昔の少女漫画というかタカラヅカ的な雰囲気は、
現状のオタク業界における
「おにゃのこ達がキャッキャウフフ」とかなりずれていますので
感性が全く合わないという人も居ると思います。
どちらにしろ、人を選ぶ作品と言えるでしょう。


それにしても、テレビアニメも捨てたもんじゃないですね。
今後もこのような、
作品に対しスタッフが真摯に向き合ったものが制作されることを望みます。
オタっぽいもの、真面目なもの、どういったものでも。
あ、でも出来ればオリジナルで。


最後に

アーエルいいよアーエル。バカだけど凛々しい。むはー
立場的に応援したくなるのは、使えないオスカルことパライエッタ。

リンク集

シムーン公式サイト
インタビュー、コメントで重大なネタバレ注意。

蔵出シムーン 監督+作画監督編
デッドリンクで公式メニューからは入れないです。ネタバレ注意。
スタッフのモチベーションが高かったことが伺えます。

『シムーン』、思春期のレクイエム(1)

私がとても好きなSF作家、秋山完氏による激賞文。
こんな長文かましてるなら新作・・・ゴホンゴホン。お待ちしています。
核心のネタバレ注意。

2009年12月10日

[ 信者アニメ評論 ]

親父さん空気読め。(マイマイ新子2回目)

前回の記事で批判点を挙げましたが、2回目を観て新たな知見を得ましたので書きます。

念のため申しますが、難癖をつけたいのではなく
本気で応援したいので欠点もちゃんと書きたいのです。
また口コミで広げようという動きもあるなかでは
欠点を隠してプッシュするというのは
おすすめされる側にとってはうさんくさいし、反感を得る気がします。

以下核心では無いですがほんのりネタバレ。

さて。自分の考える本作最大の欠点を述べましょう。
新子の親父さんです。
登場のタイミング悪すぎですよ!エピローグまで我慢してて下さい。

前回指摘したテーマ的結論は、
実は親父さん登場直前のシーンで語られていました。
(とても分かりづらい描き方だと思いますがその点は割愛)
しかし親父さんの登場と朗らかな挿入歌のせいで、
記憶からさっぱり抜け落ちてしまったようです。

問題なのは、あの瞬間「子供の世界」から
「家族の物語」へ視点がシフトしてしまうことです。
これはモロ大人からの視点です。結構ガッカリです。
某なんとか合戦ぽこぽんのラストの
「おいおいこの物語は監督の愚痴だったのかよ」と感じが似ています。

ジイさんをサービスシーンまでつけてあれだけプッシュしたし
貴伊子の親父さんをあれだけ空気化したのだから
新子親父はスルーして良かったんじゃないかなぁと思います。
キャラは好きなんですけどね。

さらにクライマックスのシークエンスについて付け足しますと
ストーリーラインが

・平安
・昭和
・貴伊子視点
・新子+タツヨシ視点

に重層化して一気に難解になりますので
ただでさえ観客の頭はショート寸前と思われます。
そこに「家族っていいよね!!!!!!」みたいな
分かり易いモチーフを持ってくると
ことごとくそちらに誘導されてしまうんじゃないでしょうか。
自分もそうでした。
でもそれが描きたかった映画だとは思えないのです。

ーーーーー
フォローついでに。
ダム完成のあたりまでの出来は文句のつけようがないです。
見直して仰天したのは、諾子らの舟が防府に到着したのが
映画が始まってすぐだったこと。
あれだけトリッキーな構成を一瞬で説明出来ているのは素晴らしいです。

その後じんわりじわじわと諾子を小出しにしていく構成は
良いですねー。時間軸での二重構造が成立できているのは
計算された構成によるところが大きいのではないでしょうか。


萌え視点の感想があってもいいじゃないかコーナー。
貴伊子が母の真似をするシーンは
サプライズ的なカット割りもあって何度もキュンとなります。
キモイ言うな。事実だったんで書きます。

でも、色々カッ飛んでいたおっ母さん(昭和20年代にウェディングドレス)と
貴伊子が母をどう捉えているかが分かる良いシーンですね。
別に私は家族解体主義者ではないのです。ハイ。

参考リンク:
「マイマイ新子と千年の魔法」個人サイト感想リンク集~なんでぼくは泣いているのか教えてくれ~ - たまごまごごはん

精力的な活動が素敵です。

2009年11月27日

[ 信者アニメ評論 ]

『マイマイ新子と千年の魔法』は凡作か傑作のどちらか

減点方式の採点だと佳作~良作の映画で、
加点方式の採点だと傑作の映画である、といった感想です。

エピソードの内容などネタバレはありません。
(後述のyoutube映像にある内容については述べます)

「マイマイ新子と千年の魔法」公式サイト

では減点方式から。
クライマックスのシークエンスが、映画のタイトルとちょっとずれてしまい
結局そのまま終わるのがカタルシスに欠けました。

一般の観客は、後述するテーマ性を
「頼まなくても勝手に考えて補完、納得してくれる」存在ではなく
主人公たちの行動言動を銀幕上で追跡しているわけですから
これは肩すかしを食らうのでは無いでしょうか。

別に、ああいう展開で水を差された!けしからん!というわけではなく、
クライマックスにおいて、それぞれ別の思想で動いていた二人が
最終的に合流(テーマ的な意味で)しなかったのは「アレ?」と思いました。
(あーネタバレすれば説明しやすい)

今までと違う思想で動いた新子はどう変わったん?
そして貴伊子は新子に何を伝えたのか?

がスルー気味というのは、自分的にはちょっと不満です。

丁寧に丁寧に積み上げてきたパズルの完成形を見せられる前に
幕が下りてしまった感じです。
「あとはみんなで考えてね!(はぁと)」という意図なのかもしれませんが
(そしておそらく皆正解にたどり着けますが)
個人的には映画の中でやってほしかったです。
ただ、もう片方の二人組に関してはちゃんとオチがついていて
嬉しかったですね。

以上減点方式ですが、まぁこれは、スピルバーグ系映画で育った私の
視野の狭い映画鑑賞方法なのかもしれません。
でも一般の人はこんな感じじゃないかなーと思います。

(なお上記の批判については、他者の感想を読んでいたところ
「セリフにのぼらないなど分かりにくいが
実は描写されていたのではないか?」と思い始めました。
そういう意味では監督のこの記事は納得がいきます。
すでに映画を見た方にお願いがあります。 - メイキング・オブ・マイマイ新子

でも自分はファーストインプレッションを大事にしたいので
あえて書きました。)

(12/10追記:2回目観ましたのでこの論点は別記事でフォローしました。)

 
さて真面目くさった話はこれぐらいだ!

細部は神!
エロい!
監督の持つフェティッシュで満ちあふれているぜ!!

肩の高さから人物の後頭部を捉えたショットが良いです。
観客から表情が伺えないのがエロいです(プロモの中にもありますね)。
足元だけを捉えたシーンが多用されていますがこれまたエロい。
足フェチかよ!
そしてそれが物語的に重要だったりするのがまた良いです。

これを見てなんかムズムズしちゃった人は劇場に急げ!(速攻終わりそうなので)
まぁ私は公式トップのキービジュアル見ただけで劇場行こうと思いましたけどね!
監督自ら言ってるのでどうどうと書きますが、良い百合モノだと思います。
極めて正統的なガール・ミーツ・ガールです。

若年向けアニメの最近の潮流として、
ソフトレズ的行為をとにかく繰り返す作品が多いような気がします。
これは、
視聴者への釣り針になる描写を細切れに積み重ねる手法と理解できます。
大量のコンテンツを次々とザッピングしていく現代では
そういった手法は分からないでもないですが(実際に支持されている)、
釣り針が見え見えなのと、細切れでは大きなうねりが起こらないので
個人的にはイマイチ乗れません。

その点本作はベテランのワザを見せつけてくれます。
表面的でない内面における心の交歓を描くのが、百合の本道である。
割とマジに言ってます。

あと陰影マニア的には、夜のシーンがたいへん美しいと感じました。
「暗い」という表現はとても難しいと思いますが
懐中電灯という小道具を用いたのが白眉だと思います。
エフェクトや合成処理も含め
デジタル時代ならではの素晴らしい表現でした。
監督は昔からCGをさりげなく使うのが上手いと思います。

真面目な流れに戻りますが、
昭和の時代をいたずらに美化しない姿勢も好印象でした。
上のシーンには「チョコレートは贅沢品だった」という意味合いがありますが
そこから別に飽食の時代を批判したりしません。
ついでに千年前の社会を批判したりもしません。
ですので私のような若輩者でも居心地良く見られます。

千年ぶんを描くわけですから特定の時代に肩入れしないのは正解ですが
良く踏みとどまってくれたという感じです。
誰とは言いませんが、世代がもっと上の監督が作ったら
ミラクル説教タイムがあったことでしょう。


最後に、
千年分の時間を「土地」というキーワードでまとめあげ
超常現象要素無しで
違和感なく一本のフィルムに落とし込んだのはすごいです。
普通なら企画段階で蹴られますよ。完成形が全く想像できませんもの。
自分も積極的に吸収、見習わなくてはならないと思いました。

プロモを見て「??なんだこれは」と思った方は
是非劇場に足を運んでください。マジで興業的にやばそうなので。

 

超最後に、鉄オタ視点から(読まなくていいです)。
まさかアニメの中で、
工場引き込み線のディーゼル機関車(しかもロッド式)を見られるとは。いやーん凸型車両素敵。
貨車の台車(足回り)もちゃんと昔風だし。
蒸気機関車はさすがに誰でもちゃんと調べますが、
DLまでリサーチしていたとは驚きです。
見習おう。


『マイマイ新子と千年の魔法』上映存続を! - 署名活動するなら『署名TV』
よかったらお願いします。
(企画者に対しても)匿名可、メールアドレスがあればOK。
モバイル用:http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1385

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