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2005年12月25日

インフルエンザこわい(小松左京復権なるか)[後]

前回の続きです。

『復活の日』作者の小松左京氏ですが、どうも最近では忘れられた作家であるご様子。それならまだしも、若い方の間では不必要に貶められているご様子。多分80年代に映画化された作品群がかなりアレだったせいかと思われます。

というか『さよならジュピター』を馬鹿にする人は実際観たことがあるのか???
北京原人よりもビデオ屋に置いてないのに!
いや確かにB級映画好き以外にはおすすめしませんが、頑張って作られた映画です。宇宙船は今観てもかっこいい。

前回述べたとおり小松左京のパニックものは『状況シミュレーション』的な要素が強く、一般的な映画の文法で語るのがとても難しいです。なので、ヒーローを物語の中心に据える形での映像化では破綻…というか状況を描ききれないことになりがちです。あと物語上の役割がヒーローに集中するので、ヒーローがスーパー化して大味になりがちです。

そのせいか、壮大な危機管理シミュレーション小説だった『首都消失』は渡瀬恒彦が特攻する映画になってしまったり、太陽系の危機に瀕して宇宙社会と地球社会が対立する『さよならジュピター』は環境保護ヒッピーテロリストが特攻する映画に…うーん。

個人的小松映画ランキング:
復活の日>日本沈没>>>さよならジュピター>>>>>首都消失
(エスパイは未見)


さて。
長々と書いてしまいましたが、なんと2006夏公開で『日本沈没』の再映画化が決定!
監督は樋口真嗣。すげー。
ビジュアルは勝ったも同然として、ストーリーを頑張って欲しいです。
できれば草彅剛と柴咲コウの物語を完全分離して描いて貰えると、話に広がりがでてよさげです。
まー無理っぽいですけど…少なくとも結末は変えないで下さい。あと特攻するのは止めて下さい。

願わくば、小松氏の再評価に繋がってくれますように。(ハルキ文庫の在庫が無いぞー)

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小説は強くおすすめ。宇宙社会のリアリティがものすごい。プラネテスとかMOONLIGHT MILEが好きな方にはタマランのではないでしょうか。

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