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2006年03月01日

ミュンヘン二回目(ほんとに傑作か?)

前の記事からの続きです

こないだ観てきた映画『ミュンヘン』の映像が頭から離れずどんよりとした気分になってしまい、だったらショック療法だぜ(PTSDの治療法であるとかないとか)とばかりに二回目を観てきました。今度は一般の意見も聞いておこうということで、10年ぐらい年下の大学の後輩氏を誘っています。

……

今度はちょっと冷静に観れました。

うーん、傑作認定はキャンセルします。というか、おいそれと『傑作』なんて言葉を使う奴は信用できません。反省します。

参考までに、私の傑作映画一覧(偏ってるのは個人の鑑賞体験に基づくためです)

  • スター・ウォーズ(無印)
  • バック・トゥ・ザ・フューチャー
  • ダイ・ハード
  • ショーシャンクの空に
うむ、やはりこのリストには入らないですな。

以下の記事には話のネタバレはありませんがテーマっぽいことを語っています。


この映画は、前述の後輩氏にとってはさほど深刻な内容とはとられなかったようです。むしろスパイアクションとして楽しめたようでした。民族紛争とかテロリズムとかに興味と知識がある人ほど、深刻だと受け止めるようです。これが評価を下げた一番の原因です。

かといってミュンヘンがヘボ映画と言う気は無くて

  • 明らかに不毛な争いをしている人々を、内側から描いた
  • 紛争当事者は理屈とか信念とかよりももっと深いモノに基づいて行動していることを描いた
  • 冷戦終結後の戦争映画における定番『敵の言い分にも一理ある。が、俺は自分の正義を貫くぜ!Yeeeeeaaaaaah!』から更に一歩踏み込んでいる
  • 何だかんだでエンタテイメントしてるので、つい見ちゃう
のはいいなと思います。サスペンスアクションとしても良くできてますし。

最後に、ラストカットをみる限り、本映画はあくまでアメリカ国民に向けて作られた映画なのかもしれません。ちなみに私はあれを指摘されるまで気づかなかったので、私の見識も別に大したものではないですね。偉そうなこと書いてる場合じゃないです。

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コメント

むむ。
なんか2回目を見たいような見たくないような。
映画は生ものですな。

□ kanaejun

諜報戦とかパレスチナ問題の基礎を描いてないので、
知識がない人には敷居が高いかも?と思いました。
なので評価を下げましたが私は好きですよ。

でも『今を遡ること○年~』って描くと観客も歴史学者的な俯瞰視点になっちゃって
テーマ的によろしくないと思うのです。

ちなみに、「スピルバーグやっちゃった~」感のある
あのシーンとあのシーンの絡みは、
そういった観客の立ち位置に拠らないであのシーンを見せる為の
スピやん一流のテクだったのではないかと…
(うまく言えませんごめんなさい)

※コメントの受付は終了しました。2014.5