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2007年04月27日

『ブラッド・ダイヤモンド』を観ました

資源(ダイヤ)絡みの内戦に巻き込まれた密輸業者と、とうちゃんとジャーナリストの話。

映画『ブラッド・ダイヤモンド』オフィシャルサイト

刑事プリオの印象が自分の中で結構良いのと(たまたま『ザ・ビーチ』を観て)
監督の『グローリー』が良かった記憶があるのと
友人が絶賛だったので見に行きました。

公式サイト程度のネタバレあります。


地味~な社会派映画だと思ってたら『ランボー』でした。
あ、子供を助けに行くんだから『コマンドー』か…。
いやロードムービーだから『地獄の黙示録』?

ダイヤ+戦争+相棒+親子愛+美女=TIA

よくもまぁ、こんなプロットテンコ盛りで破綻しなかったものです。
(実際尺は長いですけど。)ネタ満載なお陰で最後まで飽きません。
大規模なアクションシーンも随所に盛り込まれてます。
テーマ的には不謹慎ですが。
でも少年兵とか、アフリカ内戦のイヤ~な描写もテンコ盛りなので
自分は多少予備知識があったのでまだ良かったのですが、
刑事目当てとかデートで観るとヘコむかもしれません。
あ、そうか、ゴールインしそうなカポーは観ちゃだめだ(笑)

まぁともあれ、ジェニーの眉毛すげぇ!!!
…もとい、刑事はいい演技してました。
役者目当てでも良いと思います。ガンアクションも巧み。
サバゲーマーの友人が突っ込んでいなかったのでリアルなんでしょう。

演出面でも、血湧き肉躍るシーン(繰り返しますが不謹慎)のあいだに
『死』『恋愛』『人情』とかが挟まれていて、そうなるとハリウッド的には
「さあ泣け!」とばかりにカメラワークやら音楽やらで盛り上げるところですが
そのあたり抑制が効いていて、とても理知的な印象を受けます。
恋愛模様もベタベタしてないし。
アクションシーンでは演出を駆使して魅せ、
ドラマ部分では役者の演技で泣かす映画です。
ええどうでもいいシーンで泣きましたとも。
いやはや好印象です。

深めのネタバレあります。


ただ、刑事が改心する過程が描写不足で分かりづらかったのが
少し残念でした。過去エピソードの開陳で済ませてしまった感がありました。
私の読みとりが浅いだけかもしれませんが…。
ん、いやまて、過去エピが出てネタバラシみたいになったので
自分が「How to シナリオ」的な思考にハマっちゃったのか?
うーん、よく分かりません。
そういえば、最後のテロップはNGOのテレビCMみたいでちょっと萎えました。
「森林保護の為に割り箸を使うのを止めましょう」みたいで。
映画鑑賞時の感情のうねりみたいなものを
小綺麗なスローガンに収束させちゃうと意味無いと思うんですよね。
論文か、政治の現場で言ってくださいよ、って感じです。

まぁそれにしても、超がつくほどお人好しなとうちゃんも
最後は(息子のためとはいえ)悪い人をボッコボコにしちゃうわけで、
この映画の語るところは思ったよりも深いぞ、と思いました。

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