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2007年09月29日

風林火山1話延長

次回(9/30)は第39回 「川中島!龍虎激突」 ということで


NHKドラマ風雲急…「風林火山」前代未聞の1話延長-夕刊フジ

(略)人気に応えて、放送を当初予定の49話から50話に増やすことになった。放送開始後にドラマの話数を変更するケースは民放ではよくあるが、前代未聞の“戦略”。これも視聴率対策?
(略)
 延長決定に、若泉久朗チーフプロデューサーも「一番うれしいサプライズ」と大喜び。「本格時代劇を目指し、毎回ドラマをつめこむ密度の濃い内容が受け入れられた結果」と自己分析した。(略)

なんか揶揄的な書かれ方ですが、
ハマっているドラマが延長されるということで、これは単純に嬉しいです。

さてこのドラマの何が凄いかというと
脚本・演出・演技の調和度が高い、捨て回がほとんど無い、等がありますが
「他国を侵略することに関して(登場人物が)全肯定」なのがすごい。

武田晴信(武田信玄)も、娘を同盟国へ人質に差し出す事はためらうくせに
侵略の是非に関しては「え?オレ変なことしてる?」と超スルー。
現代だと、どんなアレな指導者でも他国を侵略する際には
あーだこーだと大義名分をひねり出すものですが、
「戦国の価値観を描きたい」とか言って制作側も超スルー。
戦国時代の満点パパは帝王学と称して息子の目の前で人を斬る始末。
すごいです。

ただこんな事を口角泡飛ばして言っていると
「ハイハイ日本史オタクの自己満足ドラマですね」とか言われそうですが
そうとも言い切れないと思います。
というのも一人だけ、長尾景虎(上杉謙信)には領土拡大の野心が無く
「助けを求められたら加勢」「悪いヤツは成敗」という姿勢を貫いています。
物語の中で(中でというのが重要)価値観の相対化が行われているわけです。

そのせいで視聴者は「じつは主人公側に正義は無い・・・?」と思えたりして
緊張感のあるお話になっていると思うのです。

ただその居心地の悪さが視聴率の伸び悩みに繋がっている模様。
「反戦平和」「打倒男尊女卑」「」とか言っていれば
口当たりは良いのですけどね。

・・・と、こんなことを言うと怒る方が居そうなのでフォローすると、
登場人物個人個人のレベルでは上のお題目は生きています。
個人と集団意志(国家とか)が必ずしも同じではないというのも、泣き所のひとつです。

これからは有名な川中島合戦ということで、視聴率も盛り上がることを期待しています。

風林火山 (NHK大河ドラマ) - Wikipedia
NHK公式サイト
勘助のどアップの絵はかっこいいんですが、ご飯の前には見たくない感じ・・・。

大河ドラマ面白い(前に書いた記事)

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