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『days innocent』『かえで通り』箱庭世界への帰属願望 04/27, 2003
『days innocent』(inspire、リンクはげっちゅ屋紹介ページ)
『かえで通り』(同上)
18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。
 至好回路の秋水氏とのメールのやりとりの中で、非常に有為なご意見を頂きましたのでここに転載させて頂きます。

神奈江:自分が例のinspireのゲームにハマっているのは、 『永遠の箱庭世界への願望』の為ではないのかなーと思ってます。 『days innocent』『かえで通り』は『地縁、血縁』をキーワードにかなり強固に箱庭を作りこんであるので。

秋水:最近読んだKey系作品を中心としたぎゃるげー&エロゲーの批評で定説化してるっぽいんだけど、 エロゲーにおける『物語』には、トラウマを抱えた女の子のコンプレックスや傷を理解し癒してやることで、 プレイヤー自身が癒されるという『鏡像関係』があるんだそうな。
つまり自己とキャラが『同じ存在』である、自分と同じ存在がこの世界に存在すること(という錯覚)に安らぎを感じるという同一化ですな。 ONEやKanonはまさにこれだと思う。

『days innocent』(結局、途中で放置プレイ状態)は、 たぶんその作品世界に住む住人とその箱庭に対する帰属願望なんではないのかな、と思うわけです。 お互いがお互いの存在を大切に思い、承認し必要とされ、利害を抜きにした心地よい関係性に安らぎを感じる、という構図。

そういう点で、箱庭性というのが立体的な集団の関係性を構築しているのに対して、 KEY系はプレイヤーとキャラの一対一の関係しか描いてないからかなり違うものだと思うよ。

ただどうもKEYファンの中でも、ストーリーよりも、 そこに至るまでの日常のやり取りを積み重ねる過程に幸福感を見出しているきらいはあるようで、 そこは箱庭的といえるかも。

秋水: ただ個人的にはそれ(箱庭世界)は失われて初めて永遠になると思うんだけどね。

 作中で一旦破壊して再構築までやってくれますからなぁ。 箱庭世界がただの『終わりなき日常』だったらここまでハマりませんでしたね。

参考:登場人物相関図v1.10(png 16KB)

ココロココニアラズ様のdays_innocent のコト内「days innocent」登場人物関係図を参考にさせて頂きました。

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